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雑記

人類が死滅した後の世界を垣間見る方法

mixi にログインしてみてください。それはきっと、人類が死に絶えた後の世界を表現しています。

先日、ふと気になって、何年ぶりだろうと思いながら、mixi にログインしてみたのです。それがなんなのかわからない人もそろそろこのインターネット社会の中の過半数を占める頃になるのかもしれませんが、日本における実質的に初代の SNS であり、国民的プロダクトでした。誰もがあそこで、インターネット及び SNS の作法を経験を通して学んだ場所でした。

会社としてはすでに方針を転換し、ソーシャルゲームを中心に多方面に事業を展開しています。
Facebook が成長を続けた結果、莫大な利益と引き換えにプライバシー問題に直面して、何事も規模が大きくなれば良いことも悪いことも増幅される典型例を示してくれました。それとは違い、SNS としてはすでに消滅と言ってよいほどの境遇にありながら、多面展開によって生き延びたこの会社には、極めて日本的な生き残り方を感じます。カオスで煩雑で、しぶとい美学が感じられます。

結論を言えば、mixi は生きていました。そこに確かに、人がいる形跡がありました。誰も使っている気はしないのですが、人類が生きている息吹が残っているのです。実を言えば僕自身のアカウントも、生き残った RSS フィードを拾い続けて、自動的に更新されていたのです。つまり、はるか昔に設定したブログと mixi のつなぎこみが、はるか時を経ても生き残り続けていたのです。RSS は死滅したとも言われましたが、ここにきて、失われつつある文明を維持するために人知れずフィードを吐き続け、拾われ続けたいたのです。

システムが、勝手に決められた手順に従って、いつまでも動き続けるというこの感じ、実に美しいです。天空の城ラピュタで、初めてラピュタに上陸したあの瞬間に似た感動があります。短時間で、SF 大作を鑑賞した感覚を味わいました。ちなみに、なんとその日も足あとが1件ついていました。それは生きた人間なのでしょうか?ドラマが始まりそうです。

これはきっと、この先もある程度続くのでしょう。mixi がインフラの維持を完全に辞めてしまわない限り、ある程度の取り決めは残り、まるでそこに誰かがいるように、社会を形成していくはずです。

ちなみに、GREE は無くなっていました。残っていると期待したのですが、残念あがら終了のお知らせを見る事になりました。しかも終了したのはつい最近のことだそうです。最後を見届けられなかったことを悔やんでいます。

古き良きインターネット遺産として、mixi の世界遺産登録をここに希望します。

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