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雑記

ビットコインの乗っ取りを狙う企業

Twitter には本当に Bitcoin を乗っ取るポテンシャルがあると思っています。それを個人的に危惧しており、Twitter やその CEO である Jack Dorsey の関連企業によるビットコイン及び Bitcoin Lightning Network の啓蒙・普及に感銘を受けると同時に、警鐘を鳴らしたい次第です。

ここで言う乗っ取りとは、所有するという意味ではありません。所有などできないからです。どちらかというと、上手く使いこなすという意味が強いです。
使いこなすことの経済的インセンティブについては、Lightning Network 層では明確です。主体的にサービスを提供する企業が、情報も手数料も手にすることができるからです。従来型の資本主義的企業経営のアプローチからも、明確な事業モデルです。

例えば Twitter アカウントが Bitcoin ウォレットと紐付けば、そしてそれがさらに Lightning Network なら尚更、ビットコイン決済やマイクロペイメントの利用シーンを Twitter は大規模に普及させられる可能性を持ちます。Jack 関連企業の Square はすでに、基軸通貨とのチャンネルも持っているため、成功に一番近い企業群と言えるでしょう。

Apple のプラットフォーム上で発生する Apple への支払手数料の存在を考えれば、Twitter はビットコイン経由の決済からは一切の手数料を取らず、そこで蓄積した決済情報を使った別の事業モデルを企業群として検討していくことになるでしょう。DeFi かもしれませんし、広告かもしれません。その結果、世界中に普及させると同時に、情報が Twitter に集約されるわけです。人類を救うかもしれませんが、これをありがたがるのが良いかは別問題です。

それ以外にも、使いこなし方は存在しています。

会社として資本主義的になビットコインの乗っ取り、使いこなしではなく、思想としてのポジションを狙いにいく方法も存在すると考えられます。これは、新世代の乗っ取り手法かもしれません。簡単に言えば、ビットコインの世界で誰もが認めるサトシになるというゴールです。

経済的合理性がすべてではなく、評価と信用を蓄積し、影響力を持つことを目指す方法です。現在の資本主義体系の上での価値であるお金をもって、次世代の価値に変換していく方法として、非常に有力です。Twitter でお金をばらまいても一過性のフォロワー集めにしかなりませんが、ビットコインコミュニティーを母体として世界の新世代経済圏のオピニオンリーダーになれば、言い換えればこの DAO のリーダーに君臨することができれば、大いなる非貨幣経済的富を得ることができます。今の時代背景の中では、それは同時に、貨幣経済的富をも生み出すことでしょう。

ユーザーの支持を集めれば、それは可能です。知名度と経済的実行能力があれば、夢ではありません。そしてさらに、思想的共感が得られれば、名実ともに DAO のリーダーです。
ただ現時点では、思想的共感については比重は低いと見られます。大半の人は、結局の所儲けさせてくれる人についていくからです。そこが変化するには、まだ世代が足りません。
それでも、現時点の PoW を軸としたビットコインコミュニティーにしろ、今後やってくる PoS 主体の Ethereum コミュニティーにしろ、意思決定をする投票権を持つのは、思想を重要視する人たちです。そこの評価を外すわけにはいきません。人気を取るだけではだめなのが、従来の経済モデルと異なる点です。

何が言いたかったかと言うと、Twitter はあくまでも、中央集権の権化です。それを忘れて、Jack の動向に一喜一憂することは危険だと思っています。それはすでに、Elon Musk で学んだことです。

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