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Bill Gates 引退

6月27日。

Celebrate Bill Gates Day with us here at Engadget – Engadget

Apple教徒の僕ですが、Bill の数々の功績に心から感謝を伝えるべき時が来ました。彼は間違いなくこの業界の歴史を創った人物であり、ソフトウェアやインターネット業界において、彼無しではいかなる可能性も想像できません。

Bill、あなたはすばらしい。偉大な人物の引退を悲しむと共に、次の大きな挑戦の成功を心から祈ります。ありがとう。

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僕が iPhone を買う理由

コメントへの返信です。

Source Code of My Life: iPhone の月額料金

いまの日本の携帯電話で最新のものはこんな感じです。

製造はシャープです。発売されたばっかりの906シリーズです。シャープの方、この端末の製造に関わった方、申し訳ありません。もし iPhone がこんなレベルの商品なら、僕は絶対に買わないでしょう。

僕もいまの docomo では、毎月の請求額は5,000円程度です。ほとんど i-mode も使いません。だから携帯電話としてこれまで通り持つのなら、iPhone の価格設定は高いと言えます。

でも、iPhone はただの携帯電話ではありません。僕は電話機能付きの小さいパソコンだと思っています。どこでもネットにつなぐことが出来る小さいパソコンとなれば、Gmail のチェックやフィードリーダーのチェックなど、できること、やることはいまの i-mode の比ではありません。

さらに全世界の熱狂的な開発者が、毎日のように魅力的な iPhone 向けアプリケーションを提供してくれています。本当に感謝すべきことです。

少なくとも僕自身は、携帯電話の使い方が変わるでしょう。iPod touch も使っていますが、iPod touch で出来ることが街中どこでもできると考えるだけで、世界が広がります。

Apple reinvents the phone というのは、決して大げさな表現ではありません。

日本の携帯電話に慣れ親しんだ僕たちにはまだ想像のできない世界ではありますが、その日がもう目の前にまで来ているのです。ならば僕は喜んで人柱となり、Apple が提供してくれる新しいユーザー・エクスペリエンスを体験するつもりです。

これから先、いまのテクノロジー業界が歴史として語られる時代に、この iPhone は確実に語り継がれているでしょう。どうせ携帯電話を買うのなら、僕はそんな歴史の証人となりたい。

iPhone が買える時代、買える国に生まれて、本当によかった。

PS: 自分へ。信者乙。

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iPhone の月額料金

すばらしい!SoftBank がやってくれました。データ通信料と基本通話料で7,280円。これは安い。本体も 23,040円。

Life is beautiful: ソフトバンクに拍手:iPhone向けサービスの通話料+通信料は7,280円

ついに docomo との10年以上に及ぶ関係にお別れを言う時がやってきました。後悔はしません。そしてもう docomo には戻らないでしょう。

で、いつ Apple Store 心斎橋に並べばいいの?

ToDo

  • emobile をゲットしたので Willcom を今月中に解約する
  • iPhone のために docomo から SoftBank に乗り換える
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スタイリストが必要

Mark Zuckerberg が先月来日していました。Facebook 日本語版のアナウンスよりも気になったのは、彼自身について。

Mark Zuckerberg at Tokyo

徐々にファッションがかっこよくなってきてる気がする。これは見習わなければならないと思った。全くもってどうでもいい事ではあるけれども。

写真は林さんの Blog からお借りしています: nobilog2: facebook、日本進出!【雑感PART I】

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KY力

スルー力以上にいまの自分に求められているもの。それは KY力だと思う。もっともっと、空気を読めないやつになることが、いまの自分には必要です。

そもそも KY という言葉で空気を読めない人を問題視することに、僕は疑問を感じています。空気を読めない、読まないのは、すばらしいことだと信じているからです。

日本社会全体、あるいは 2ch やはてなを代表とする日本のインターネットコミュニティーにおいて、良い意味でも悪い意味でも存在するこの空気というものは、新たなイノベーションを生み出す糧にはならないと、僕は思います。

中には空気を読めずに周りに迷惑をかける人がいて、そんな人に対する戒めの言葉として KY という言葉が登場したのだとは思いますが、いまはその言葉の広がりと共に、KY であることが問題であるという認識が広がり、いかに空気を読み、KY と呼ばれないかを意識する風潮があるように、僕自身は感じています。

空気を読んでいる状態からは、何も生まれません。みんなが空気を読んで、異端児がいない状態なんて、閉鎖された窮屈な空間です。みんなが流行をおかけ、人と同じ格好をし、同じ物を好み、同じものを目指す。そこから外れた者は KY と呼ばれ、認められない。中学生時代、高校生時代に僕が感じていた違和感は、KY になるまいとする個人の意識とその結果全体として造り出されるあたりさわりのない平和さにあったのかもしれません。KY では無い大多数は、個性的でも何でもなく、魅力のないただ大きいだけの塊でしか無いと思います。

高校時代、個性的なファッションをする英語の先生がいました。女性です。年齢の割に若い格好、というか、コスプレに近いような格好をする先生でした。日頃から学校内でも英語をしゃべり、他の先生からも笑われているような状態でした。そんな先生を見ていてあるとき気づいたのです。日頃あれだけ自分たちの個性を認めて欲しいと、校則や暗黙のルールに対して攻撃をしている生徒達も、結局は人の個性を認めず、笑いものにしているのではないかと。

あの先生は確かに KY でした。ただ、すばらしい KY でした。そこまでして自分の生きたいように生きる。その姿勢は、何も恥ずべき事ではありません。むしろ僕は、その姿勢から学んだと思っています。

僕自身はどうかというと、自分で言うのもおかしな話ですが、どうやらものすごく空気が読めているらしいです。仲間で集まっているときや、社内において。その能力は時にバランサーとして全体の人間関係をよくするために役立ったり、みんなに好かれたりして僕自身の日々の生活にも潤いを与えてくれました。みんな仲良く、楽しい世界です。

でも、それは僕が真に求めているものなんだろうか。

空気を読んでいたのは、誰にも嫌われないため。みんなから好かれるため。自分のプライドを守るため。空気を読まない人になるのが、怖かっただけではないだろうか。

結局の所、僕がやろうとしている事はベンチャー企業としての無謀な挑戦であり、想像を絶するスピード感の中でただ目的達成のために勢いよく前進していくという、わがままなで欲望に満ちた傲慢すぎる生き方です。ただただ平和な日常をエンジョイしたいのではありません。そんな人が、空気なんか読んでいては何も生み出せない。

空気を読んでいる僕は、逆の見方をすれば、何も尖ったところのない、平凡な人物です。客観的に見て、自分はそんな人に魅力を感じるだろうか。否、断じて否。チームの構成員として、友達の1人として、全体に有益なメリットをもたらす人ではあるけれども、傲慢な欲望をかなえるためのチームのリーダーとしては、全くもって魅力に欠けます。

よく考えてみたら、自分が尊敬している人は、空気なんか読んでいない人が多い。読めない人もいれば、読んでない人もいる。どちらにせよ、KY です。Steve Jobs やラオウは、空気なんか読んでいません。

自分はとことん KY力を鍛え、尖っていくことにします。本当は何も考えなければ、自分はそういう人だと思う。何も遠慮はいらない。自分の KY っぷりを最大限に発揮して、傲慢に生きていこうと思います。

幸いにも、チーム全体として見た場合、自分が KY の極みになったとしても、その状態をサポートしてくれるバランサーが存在します。それぞれに得意な能力や最適なキャラクターが存在することを認め、いま自分がすべきことをやっていこうと思います。

空気読んでいる暇があれば、自分の空気を創る。それが創業者としての、リーダーとしての役目だと思う。

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英語・日本語 Blog 分離

いままで英語 Blog と日本語 Blog で同じ内容を扱ってましたが、切り分けることにします。英語でエントリーを書いた後、日本語で書き直すのがどうしてもめんどくさいというのが最大の理由です。加えて、次にアップするエントリーを書くに当たって、日本語でしか書けないと思ったからです。

読んでくれている人が完全に重なっているわけではないようですので、それぞれに合った方向性を模索していきます。両方の読者に伝えたい内容は、これまで通り両方で。

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ポラロイド写真の男

忙しい。全然更新できなくてもどかしい毎日です。

そんな風に働くことは僕にとって楽しみ以外の何者でもないのですが、あるエントリーがなんだか大切なことを教えてくれた気がします。いま読んだばかりで、とても心が動かされる思いです。気づけば、久しぶりに Blog を更新していました。

mental_floss Blog » He Took a Polaroid Every Day, Until the Day He Died

Digg で知ったエントリー。特に、最後の日々にいろいろと感じる物があります。

人生は短い。それも、1度だけ。本当にやりたいことをやって、毎日を生きよう。

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冬月先生に学ぶエンジニアの思考

冬月: 「君たちの仕事は何だ?」

アスカ: 「EVA の操縦。」

冬月: 「違う!使途を倒すことだ!」

僕たちの仕事は何だろうか。コードを書くこと?違う、問題を解決することだ。

かっこよく使途を倒そうとして自ら問題を拡大し、挙げ句の果てに UN の支援を受けるぐらいなら、泥臭くても目の前の使途を倒すべきだ。もし自分が使途を倒す役割ではないのならば、その支援を全力でやる。そのときに最も適した役割が、必ずあるはずだ。

レイ: 「あなたは死なないわ。私が、守るもの。」

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働きすぎるか否か

英語 Blog を先に書くようになって、日本語がおかしくなった気がする。このエントリーのタイトルも変だ。まぁいいか。ちなみに最近毎週のフィードバックを Blog で公開していないのは忙しすぎて Blog 用にまとめることが出来てないからですごめんなさいちゃんと集計やフィードバックは継続して行っていますどっちでもいいですかそんなことありがとうございます。

最近いろんな Blog で見かける句読点無し書きを一度やってみたかったw

さて、本題。

僕の意見では、スタートアップ企業は働きすぎることが何よりも重要だと考えています。最近、典型的なワーカホリックである人と仕事をしているので、特にそう思います。

Mahalo の CEO、Jason Calacanis がおもしろいエントリーをポストしています。

How to save money running a startup (17 really good tips)

Fire people who are not workaholics…

それに対し、37signals の David Heinemeier が基本的なことには同意はするものの、ワーカホリックでない人はクビにせよという部分には反対しています。その理由は、37signals の Blog を参照してください。

Fire the workaholics – (37signals)

最近、37signals は週に4日しか働かないというルールを採用しました。要するに、働き過ぎは良くないと、彼らは考えているのです。

でも、僕の考えをもう一度言います。僕は、働きすぎることが重要だと思います。特に初期のスタートアップ企業にとっては。37signals のメンバーも、かつてはそうだったと思います。そしていまも、彼らは周囲から見れば働きすぎていると思います。ただ、それは彼らにとって仕事というよりは、ただ楽しんでいるだけの状態なのでしょう。

少ししか働いていない人たちが、あれほどの結果を出し、僕を含め多くの人々の尊敬を集めるでしょうか。答えは No。David は、強制的なオーバーワークは絶対に機能しないと言っているだけだと思います。働き過ぎは絶対ダメ!と言っているんじゃなくて。

もし、強制無くチームのみんなが、楽しみながら働きすぎているのならば、そのチームには大きな可能性があることでしょう。そんなわけで、これから先僕自身も一緒に働いていくチームのメンバーを集めるに当たって、一緒に楽しめるかどうかを大切に考えたいと思います。

年始に、実働時間12時間が目標と発表していましたが、3月から16時間に変更しました。

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コミュニティー VS マーケット

必読の記事を見つけました。2ch のひろゆき氏のインタビュー記事です。コミュニティー や CGM、そしてそれらのマーケットについての、彼の視点が語られています。

4Gamer.net — [OGC2008#03]「2ちゃんねる」と「ニコニコ動画」のひろゆき氏が語る,ゲーム・コミュニティ・文化(シヴィライゼーション4【完全日本語版】)

ちょうどいま、自分たちのビジネスの次のステップについて、重要な判断をしているところです。そのタイミングで上記記事を読み、自分の考えとの相違点、または共通点を発見し、多くの影響を受けています。

Blog に考えをまとめる時間がとれないんですが、気になった言葉を引用しておきます。多すぎてごめんなさい。

僕は赤の他人とチャットしても,面白いとは思わないですからね。

まず「友達と遊ぶ」というのがあって,それが麻雀だったりモンハンだったりするという流れです。

彼らにやりたいと思わせるか,彼らがやりたいことをやるようにするかの二つだけが選択肢です。

残った情報として価値が高いのはどっちかっていうと,たぶん属人情報が少ないほうじゃないかと,僕は思うんですけど。説得したければそうせざるを得ない。

こういうコミュニティって,だいたい2,3年でつぶれるんですよね。つぶれる理由ってやっぱり,常連が幅を利かせるからで。そうすると新しいところに行くっていうのが,いままでの解決策だったんですけど,そこをなんかシステム的にいじって解決できる方法があるかな,というのを,いろいろと試しているんですけど。

携帯電話って,サービスを提供します,サービスを使う人ですっていうのが,完全に分かれていて,使う人が面白いものを創る文化っていうのが,そんなにないんですよね。

ケータイ小説とかだと一人で作れたし,YouTubeもだいたい一人で作品を作ってる。それに対してニコニコ動画の場合,人が作ったものを勝手に変えるのもアリだよね,という文化圏なんですよ。ケータイ小説もYouTubeも,それはあんまりないんですけど。

ニコ動とかも,結局面白いものを作るためにみんな集まっているんだよね,っていうところの価値観だけは共有できてるけど,その方向性,何が面白いかっていうのはそもそも人によって違うから,コントロールしようがない。だけど,面白さを目指している限りはそれでいいよねっていう,最低限の認識だけはカッチリしているっていう。

文化って,最初は面白いで始まって,それがいつの間にかビッグビジネスになっちゃったりするわけじゃないですか。だからたぶん経済はあとからついてくる。いまは文化を創る時期で,そのうち経済が回ってくれば,システム側の人も「回ってるんだからしょうがないよね」と,追従せざるを得ない状況になると思うんですけど。

「2ちゃんねる」のユーザー,月に使う人がだいたい1000万人くらいで,ミクシィがいま800万人とかそれくらいかな? で,インターネット上で何か時間をつぶそうと思ってつないでいる人が4000万人くらいで,その20%くらいが限界だと思うんですよね。会社で使っていますとか,ネットは単なるツールでテレビが好きとか,人をナンパしているほうが好きとかって人は,いっぱいいるので。そこらへんで,たぶん2000万人くらいがMAXなんじゃないかって思うんですよね。

どちらかというと人材募集ですね。結局サービス作るのは人なので,面白い人が「あ,この会社面白そうだ」と思って,手伝ってくれないと回らないですよね。なのでちゃんと「面白いことやってます」って言わないと。

ユーザーが楽しんでお金を払いたいと思う時期って,たぶん読めないんですよ。どんな優秀な人でも。読めないっていうのと,お金を出した人に収益を返さなきゃいけないっていうジレンマの解決は,やっぱり無理なんですよね。早く回収したいというのと,ここはゆっくり育てなきゃいけません,で,どっちが正しいかというと,株主が正しいのが株式会社のシステムなので,普通はうまく回らないと思うんですよ。

本来は,お金を払ってもいいと思えるぐらいの価値をそこで作るべきだと思うんですよ。なので,広告だけで頑張りますというのは,僕はちょっとどうかなとは思うんですけど。

まあ,大航海時代みたいな(笑)。何隻沈んでも,めぐり合わせの問題じゃ,しょうがないよね,みたいな。