ジョン・タイターが来た。シュタゲ(シュタインズゲート – Steins;Gate)ファンなら誰もがそう思ったと思いますが、未来から来たTwitter ユーザーが話題になっています。数々の予言を残しており、すでに幾つかを的中させているということで話題になっています。
このアカウントの存在事態にどれほど信憑性があるのかは外部からは計り知れませんが、もし全ての公開されている情報が事実ならば、確率的に的中させることが困難な内容を続けて言い当てていることになります。ハズレた事や否定的な見解を探して真相を暴くのも良いかもしれませんが、個人的にはこれが真実かどうかはどうでもよくて、ただ未来を想像する一つの指標として、どのようにこのアカウントの実体が思考をしたのかを想像する楽しみを得たと思っています。
アカウント主が本当に未来から来たかどうかはさておき、この人の見識が幅広いことはこれまでの発言で垣間見得ています。果たして個人なのか、あるいは複数人で演じているのかわかりませんが、興味深い示唆を含んでいます。
例えば、ビットコインの価格に関する予測が個人的には素晴らしいと思いました。
ただ価格を言うだけでは信憑性が上がりませんが、価格と合わせてその時代の市場状況を垣間見せる言い方に感心しました。
新規に購入ができなくなっているという点が重要です。なぜそうなっているのでしょうか。
ちなみにこの前後の Tweet では、銀行は力が落ちたもののまだ存続していると発言しています。よって、金融機関が仮想通貨を中心とする分散金融に全面的に移行するわけではないと言う前提が共有されています。
新規購入ができない理由は結論を言えば不明ですが、売却ができるということは、誰かに売っていると考えられます。カウンターパーティーがいるはずです。それは誰だという設定なのでしょうか。なぜそう考えたのでしょうか。
売り先が取引所になるのだとしたら、その取引所は買ったあとどう処理するのでしょか。そこには違和感があるので、今のイメージでの取引所ではない金融機関が買い取り、そこから DeFi 的な事業展開をしていることが想像できます。でもそうなれば課税も複雑になるはずで、金融の世界ではもう国境を維持できていないと考えた方が妥当です。
取引所で購入行為が禁止されていると仮定したら、人々はどこで仮想通貨を調達するのでしょうか。すでに分散保有され散らばった仮想通貨は今の金塊のように扱われ、直接的に流動しない前提なのかもしれません。であれば、決済や各種コントラクトのトランザクションを発生させるために、ビットコイン現物を担保にしたブロックチェーン上のトークンなり環境が存在していると考えられます。それは、セカンドレイヤー技術の発展があったということかもしれません。
価値がついているということは、マイナーは存在しています。それがなければ、ビットコインが無価値になるからです。よって、マイナーがマイニングをし続けているとして、それが唯一のビットコインの新規獲得方法として、広範囲で分散的に取り組まれ健全な分散化を実現しているのかもしれません。マイニング報酬が下がったとしても、それが成り立つほどの価格上昇があり、かつ一定のトランザクション手数料が流れているのでしょう。極端に流動性は下がったとしても、希少性が増したことで成り立っていると予想されます。
そして価格を覚えているということは、売却行為は見える場所で(も)されていることを意味します。取引市場を経由しない OTC や闇取引が主流になっていたら、参考価格が表に正確には出ないからです。
最後にそもそもの話になってしまいますが、日本円の価値はどうなっているのでしょうか。極端に円がインフレしているだけという可能性も否定できません。きっと今の感覚とは違うわけで、まず先にビックマックのその時点での値段を確認する必要があります。