きっかけは、2〜3年ほど前、ためになる食事に関する本を読んだことでした。
それより以前に、こっちの本を読んで若干の影響を受けていました。
しかし、そもそも自分はダイエットをしたいわけではなく、体調に不満や不安があるわけでもなく、ただたんに予防医療的に、将来的な病気のリスクを減らしたかっただけでした。その段階での自分の食生活は悲惨なものだとわかっていたので、少しでも改善できればと考えたわけです。
シリコンバレー式の方は、興味深い内容がたくさんあるし、それを実践している人は当時たくさんまわりにいました。自分で実験しているっていうところから、体験記としても楽しめました。ところが、科学的に証明された、の方を読めば、エビデンスとはこういうものだという反論を突きつけられるのです。
その昔、自分は毎日アーモンドチョコの箱を一箱食べ、コーラ 500ml を毎日飲んでいました。空き箱やボトルをデスクの横に並べて眺めるのが好きでした。しかし、それが非常にリスクの高い事であると、ある専門家の方に言われたのです。特に糖分のとりすぎという観点からの指摘だったのですが、なにがどのように問題なのかを説明され、ようやく理解ができ、翌日からその習慣をやめました。
カフェインは摂取したかったので、そのあとコーヒーを飲み始めたのですが、段階的に甘さを控えていき、思ったよりも早い段階で無糖のコーヒーの美味しさを理解できたのでした。それ以降、淹れ方や豆にこだわったりと、以前にくらべれば健康的な方法での脳へに刺激の摂取に移行できたのでした。
コーラをやめたとき、同時にやめたのがお菓子でした。特に夜のコーラとポテトチップス。20代はじめごろまでは、自分は朝が苦手な夜型だと思って生きていたのですが、夜に覚醒して朝が苦手な理由のひとつは、消化不良と夜間の血糖値急上昇にあったようです。もちろんその年代特有のホルモンバランスや環境など複合的な要因があると思いますが、消化にかかる負担の軽減と、朝方の低血糖阻止は、自分には効果がありました。
話がそれましたが、科学的な、の本に出てくる推奨される食生活についての要点です。確実に健康に良い(病気のリスクを上げない)食生活をして将来的な病気のリスクを低減したいのであれば、食べるべきは大別して5種類しかありません。
- 魚
- 野菜と果実(フルーツジュースとじゃがいもを除く)
- 茶色い炭水化物(玄米等)
- オリーブオイル
- ナッツ類
コーラをやめても、白米を食べていたら結果は変わらないというわけです。要するに、太古の昔から人類が摂取していたものですね。サピエンス全史的観点で振り返れば、木の実や果実を拾い集め、殻のままの僅かな穀物を食べていたわけですし、人体がその環境に適応していると考えたほうが自然です。小麦の奴隷になってから、食生活が短期間に変わりすぎたのですね。
この内容を踏まえて玄米中心の菜食主義を貫こうと思いましたが、そうすれば食事に対する負荷が高くなりすぎる。費用もそうですが、何よりも時間がかかるのです。調達にも調理にも、食べるのにも。食事の時間で、とにかく無駄ですよね。
ならいっそ、1回だけたべて良しとすればいいのではないか?自然とそう思いました。そして、1日1食が始まったのです。ファスティング的な意味で、身体への負担を減らし、カロリーの過剰摂取も控えられて、集中力も上がり良いと思いました。
結果としては、大成功でした。頭はさえ、体調もよくなったと感じています。
それでも問題はありました。体重が増えないのです。僕は太れない体質であり、体脂肪率が低すぎるし、体重が増えないのです。遺伝的要因のようです。一時期、太るためにライザップに通って筋肉による3キロの増量に成功したのですが、代謝が上がりすぎたからか、リバウンドで5キロ減り、逆効果になりました。筋肉を維持しなければ体重は維持できないということで、トレーナーからも痩せるより大変と言われました。その時聞いたアドバイスには、炭水化物についてはとにかくたくさん食べろというものがありましたが、あとになって思えば、それは体重を増やす助けになる代わりに、病気のリスク上がることにつながってしまいます。玄米を大量に食べれば両方クリアできるかもしれませんが、お腹を壊しそうで試していません。
日本人の成人男性は、1日に2,200カロリーが必要だと言われていますが、計算したら圧倒的に毎日足りていない状態です。夜に2食分相当を食べたとしても、まだ追いつけない。体重はもう底辺なのでこれ以上は減りそうにありませんが、少しでも増やしておきたいとは常々思っています。食事回数を戻せば良いという考えは最もですが、1日1食があまりにも自分にあっており、考え事に集中できるので、どうしてもそれ以上は食べたくないのです。ちなみに食べているのは夜です。
そんなこんなで、もうできるだけカロリーが高そうなものを食べるしかないと暴挙にでました。病気リスク的観点からは、先に挙げた5種類しか摂取しないほうがベターなのは間違いありませんが、このままでは別の方向で病気になりそうです。
というわけで、オフの日と決めた日には朝からカロリーが高いものを食べたりしますし、1食の日は攻めた食事を意識するようになりました。ちなみに先週は1週間で3回マクドナルドだったので、食事の3/7がダブルチーズバーガーだったことになります。何も学んでなかった。
さすがにまずい気がしていますので、玄米と果物だけで十分なカロリーを摂取できる食事を考え改善していきたいと思います。
「1日1食」への1件の返信
[…] 近年は運動の重要性がビジネス書でも注目されていますが、それもすばらしきハッキング行為です。人類誕生以降、人類視点では長く時間が経過していますが、体の構造や働きは大きく変わりません。運動というのは本来の人体に必要な活動なのです。それは、食事についても同じです。味よりも大事なことがあります。 […]