ビットコインに対する、金融業界の反応についての記事。2011年には無視されて、2013年末の絶頂期ごろから讃えられ、暴落直前の2014年初めに見放されるという流れ。ところが2015年に入ってから、風向きが変わって良い関係が出来つつある。
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いまだに解決しない Mt. Gox(マウントゴックス)の問題について、続報です。東京を拠点とするビットコイン関連のセキュリティーコンサルティング会社 WizSec がレポートを出しました。
そのレポートについて、CoinDesk でも取り上げられています。
They were gone long before the company’s collapse in February 2014, the report said. Gox had therefore been operating on a fractional reserve basis for most of that time, either knowingly or unknowingly.
調査によると、Mt. Gox がビットコインを失ったのは、2014年2月の発表よりはるかに前になります。それが事実だとすれば、Mt. Gox は実態とかけ離れた量のビットコインの取引を仲介していたことになります。
The stolen bitcoins had been withdrawn and sold off on various exchanges including Mt Gox itself, and given the timing probably at prices far below the 2013-14 highs.
盗まれたビットコインは、Mt. Gox を含む複数の取引所で売却された形跡があるようです。
Bankruptcy trustee Nobuaki Kobayashi and his police team have still not made all transaction data available, including a list of all the bitcoin addresses Mt Gox used.
いまだに、Mt. Gox に関しては詳細な情報が開示されていません。捜査及び事後処理のため、トランザクションデータやアドレス等は非公開のままとなっています。そのため、このような外部の調査が貴重な情報源となっています。
今回のレポートで注目すべきは、Mt. Gox はいつビットコインを失ったのか?という点です。
The resulting chart shows a dramatic difference between the number of bitcoins Mt Gox should have held, and what it actually held.
The company held little or no more than 100,000 BTC from May 2013 onward. Interestingly, neither the ideal nor actual totals includes the 200,000 BTC ‘found’ in cold storage after the collapse.
Mt. Gox が保有していたと思われるビットコインの量を集計したところ、本来あるべき量と実際の量には大きな開きがあると読み取れます。このレポートが正しければ、騒動が発覚するよりはるか前の2011年の段階で、すでに多くのビットコインを失っていたことになります。
つまり、最初から存在しないビットコインの売買が行われていた可能性が出てきました。
まだまだ謎の多い事件です。引き続き、関係各機関の調査を待ちたいと思います。
IFTTT でビットコインの情報を受け取る方法
Web サービスを連携させる IFTTT を使って、ビットコインの情報を受取る方法があります。
Chain が IFTTT に対応したため、ビットコインに関するあらゆる情報が取得可能になっています。情報取得後は、IFTTT に対応しているその他のサービスを使って、情報を利用することができます。
例えば、以下の様な利用方法があります。
- ビットコインを受け取ったら iPhone に通知を出す
- ビットコインの価格を毎日決まった時間に iPhone に知らせる
- ビットコインの価格の履歴を Evernote に保存する
- ビットコインを受け取ったら Hue(電気)をつける
すでにたくさんのレシピが登場しています。Chain は益々価値のある情報源になっていきます。
IFTTT は対応しているサービスも多く、様々な用途に使えます。非常に便利です。
世界で20億人以上が銀行口座を持っていない
ビットコインの普及にも関連してくる、調査結果が出ています。BBC News からの引用です。
The World Bank’s Global Findex report said more than half of adults in the world’s poorest areas still have no access to the financial system.
銀行のシステムをはじめとする金融のインフラは、まだまだ未整備だということが明らかになりました。地域によっては、成人の半数以上が銀行口座を持っていないと発表されています。また、男女間の格差についても言及されています。
The World Bank said this presents “big opportunities for boosting financial inclusion among women and poor people”.
今後、そういった地域に金融インフラを提供する事業には、大きな可能性があります。ビットコインをはじめとした仮想通貨関連のテクノロジーこそ、期待される存在だと思います。
市場環境の変化に伴い、1つの製品が終了することになりました。
Brawker は、ビットコイン決済に対応していない Web サイトの商品をビットコインで買えるようにしてくれるサービスを提供しています。あらゆる商品の売買において、ビットコインでの仲介を実現しようとしていました。
フィリピンで動きがありました。
Philippine Bitcoin umbrella company Satoshi Citadel Industries (SCI) announced today it has acquired Bitcoin exchange BuyBitcoin for an undisclosed amount.
フィリピンのビットコイン関連企業 SCI が、同じくフィリピンのビットコイン取引所 BuyBitcoin.ph を買収しました。買収金額等は非公開です。
With the acquisition, SCI now has seven products under its wing, including remittance service Rebit, payment processor Bitmarket, order-book exchange Coinage, bills payment platform Bills Ninja, Bitcoin card provider Prepaid Bitcoin, and selfie posting site Bitstars. Each plays a role in SCI’s bid to become a Bitcoin ecosystem by itself and its broader goal of growing Bitcoin adoption in the country.
この買収により、SCI は傘下に7つの製品を持つことになります。決済ツールや取引所もそろえ、フィリピンのビットコインを大きく成長させる要素を確保しました。
フィリピンは、その金融インフラ事情からもビットコインに対するニーズがあり、大きく普及する可能性を秘めています。そこに集中して複数の製品を買収し、傘下におさめるというのは、非常に興味深い事例です。SCI の今後の展開には、注目していきます。
ビットコインを使うために必ず必要になるウォレットですが、その数は増え続けています。選択肢が多いのは良いことですが、あまりに多いと、どれを使えば良いのかわからなくなってしまいます。
そんな時に役に立つ、ビットコインウォレットのデータベースが公開されています。
ビットコインでの決済を実現するサービスは複数ありますが、新たな選択肢が登場しました。
Australian exchange Igot is aiming to rival bitcoin payment giants Coinbase and BitPay with the launch of its own international merchant solution.
オーストラリアでビットコインの取引所を運営している Igot が、参入します。この分野では、先行している Coinbase や BitPay がシェアを拡大しています。国際的に利用できる新たなサービスとして、ユーザーの支持を得ることが出来るでしょうか。
Igot’s platform will enable e-commerce and brick-and-mortar merchants to integrate bitcoin payments in almost 40 countries and transact in 10 different fiat currencies.
40ヶ国、10の通貨に対応してスターとするとのことです。
競争が市場全体の質の向上につながると期待して、今後の展開にも注目していきます。
大統領候補者がビットコインでの献金を受け入れ開始
大統領候補者がビットコインで献金を受け付けるのは、初めての事です。
Bitcoin fits in with Paul’s views that government should take a more “hands off” approach to controlling the nation’s money supply, which drives up inflation and devalues the currency. He’s also likely trying to draw the attention of young, tech-savvy voters.
政策とビットコインの相性が良く、また選挙戦略上も狙っている層から注目を集めることができるため、今回の決定に踏み切ったようです。
Paul, a U.S. senator from Kentucky, announced his bid on Tuesday. His website shows he’s also accepting donations in credit cards and from PayPal.
ビットコインだけではなく、クレジットカードや PayPal でも献金を受け付けています。
献金の敷居が下がりますが、透明性の点などで課題も出てきそうです。成功すれば、ビットコインの使い方として定着する可能性もあるため、成果を期待したいと思います。
Nike の CIO を務めていた Anthony Watson 氏が、ビットコインスタートアップに参加することを表明しています。Anthony Watson 氏は、「カルチャーショック」を理由に、わずか10ヶ月で Nike の CIO を退任しています。
Now Fortune has learned where Watson will land next. After taking a few months to examine his options, the 40 Under 40 alum is joining a banking startup called Bitreserve. He will be its president and COO.
次なる挑戦の場として選んだのは、銀行のようなビジネスを提供する Bitreserve です。プレジデント兼 COO として、参加するとのことです。
The company, founded in the last six months, transfers deposits of the digital currency bitcoin into other currencies and allows customers to send and receive money anywhere in the world for very low fees. A promo video calls Bitreserve “a next-generation money service built on top of bitcoin,” but goes on to describe the volatility of bitcoin, and says that Bitreserve, “solves bitcoin’s volatility problem by enabling you to hold bitcoin denominated as stable, real-world value.” The site currently offers eight currencies: dollar; euro; pound; franc; yen; yuan; rupee; and peso. It also offers commodities—for now, the metals gold, silver, platinum and palladium.
Bitreserve は、ビットコインを中心にした、送金ができるサービスです。通常銀行が行っているような基本的なサービスをビットコインの上でも実現しています。プロモーション動画では、「ビットコインの上に構築された次世代の通貨サービス」として PR されています。安定しないビットコイン価格の問題に対応するため、他の資金等の形で資産を保管し、ビットコインで送金をするという仕組みをとっています。
今後の製品展開、成長が非常に楽しみなサービスです。
