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雑記

働くことの大切さ

今更すぎますが、最近になってようやく、未来少年コナンを見ました。古いアニメですが、大変質が高くて、今まで見ていなかったことを後悔しています。
古いからこそ、今の時代とのギャップで気付かされたことがありました。

コナンは自分が生まれるよりも前に作られた作品で、高度な発展の末に自ら滅亡の道を歩んでしまった人類の失敗と、その失敗からの再建を表向きのテーマとして作られている作品です。今見ても、様々な面で後に作られたアニメ作品に強烈な影響を与えたことがわかります。高度な芸術作品です。今この瞬間お勧めの作品を聞かれれば、間違いなくコナンを推すでしょう。

未来少年コナンは、その成り立ちの点でも伝説級の作品です。宮崎駿と高畑勲がかつて議論し、考え抜いた価値観の上に成り立つ世界観なのです。そう考えると、現在の社会の基準と照らし合わせて理解できることがたくさんありました。
特に自分の生き方は多少特殊でもあるため、より深く胸に突き刺さる感覚を抱いています。

具体的にひとつ、考えさせられたことを挙げるならば、働くということについての解釈です。
未来少年コナンを観て、それぞれが役割を担って作り上げていく社会の大切さを今更ながら理解しました。みんな、自分に任された仕事をすることで、社会は作られていくわけです。作品の中で、圧倒的に人口の減った社会において、どのような役割分担が起こるのかを見て、普段は見えることのない奥深い問題を直視することになりました。
コナンの場合は共産主義的な美化を伴っていますが、それでも現代にも通じる問題提起です。

振り返って僕自身は今、もしかしたらいてもいなくても、社会に大きな影響を及ぼさないかもしれないと思いました。パン屋でも織物屋でも無いわけで、実社会への影響がまったく見えません。
高度に発展し、抽象化され、複雑化した現代社会では、社会全体の役に立つとはどういうことなのでしょうか。それを今、改めて考えています。対価として報酬を受け取るかどうかよりも、いかに集団の中で役割を見出し、認められ、充実感を味わい、人間として生きることができるのかが、ここから先には重要になると考えています。
近年ではすでに霞んでしまった価値観や、かつて大切にされてきたものが、今大きなテーマとして掲げられているのではないでしょうか。

ただ屍のように生きながらえることが良いとは思えません。また、必死に時代を逃げ切って、おとなしくフェードアウトする人生も、楽しくありません。全力で生きる中で、最大限に幸福と自由を手にする生き方こそ、多くの人が求めているものではないでしょうか。少なくとも僕はそうです。そんな風に、今まで見えてこなかった、考えないようにしていた価値観について、考えを巡らせています。

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