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雑記

大富豪が NFT アートを購入する背景

NFT アートの高値購入が続いています。どういった人たちが動いているのか、今日の時点での感覚的なことを残しておきます。英語圏の、特に北米の Twitter を中心に情報が聞こえてくる範囲の観測結果です。

NFT の高額商品落札、購入の情報が出るたびに誰が購入したのかということも伝わるのですが、これまでのようにいわゆるクリプト投資家が買っているというよりは、起業家やスタートアップ系の投資家が資金を投下している様子が伺えます。
それでも、初めてクリプトに触れる人たちというよりは、すでに BTC や ETH は購入していて、次のアクションがあるまで持ち続けていた人たちが多いように思います。中には、クリプト界隈出身者というわけではないももの、ICO や DeFi にも積極的に参加していたようなアーリーな投資家も動いています。

たぶんおそらく、僕は専門分野ではないのですが、NFT アート作品の購入が、現代アート投資の文脈と似たような性質を持っているからではないでしょうか。

現金のまま銀行に預け入れておくよりも投資収益面での期待値が高く、社会的に投資家本人の認知度向上にも寄与し、加えてビジネスセンスも技術センスも美的センスもある人という客観的評価が得られます。それは単純に SNS を通じての承認欲求を満たすと同時に、NFT アート市場全体や作品自体のアテンションを格段に向上させることに繋がります。それはすなわち、作品の価値を向上させ、わかりやすく言えば値段を押し上げます。つまりは、投資に対するリターンに幾重にも貢献する行動がとれるわけです。
他社の行動に依存した株式投資よりも、遥かに安全です。コロナ禍で不確実性が上昇した社会にあって、確実性が比較的高い手法と評価できます。

さらに、この一連の流れで、非貨幣経済的収入も期待できます。社会的評価と呼ぶべきかもしれませんが、先進的な行動を記録に残し、人々の記憶にも残すことを通じて、投資家本人の価値も大きく向上します。ブロックチェーン上ではトランザクション記録によって、投資家のアイデンティティーであるウォレットと NFT が紐付いています。Twitter をはじめとした SNS 上では、評価のコメントやフォロー、RT などのリアクションという形で、評価が蓄積されていきます。

高額の現金を銀行に預け入れる場合、Elon Musk も言う通り、マイナス金利でお金が減ることさえあるわけです。NFT アート作品の高額入札は、お金の使い方として、社会的評価を主体とした非貨幣経済圏への変換行為として効率が良いと考えられます。少なくとも、お金をばらまくよりは良いです。

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