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雑記

モバイルバッテリーが必要ない生活

Anker のモバイルバッテリーが最近不調になりました。十分に充電しておいたはずなのに、iPhone 12 Pro をフル充電まで持っていけないことが続いていました。バッテリーの充電が不十分だったのかなとか、最近あまり使ってないからなのかなとかとりあえずごまかしながら使っていましたが、あまりにも充電ができていない事が続いたので、しばらく監視してみたのです。すると、わずか1分ほどで電池が終了していることに気づきました。故障ですね。

そんなに使っていないのに故障かと一瞬思ったのですが、購入した日をさかのぼって調べると、3年が経過していました。一般的に、寿命と呼べる期間をすでに過ぎていました。
毎日使っていたわけではないし、特にこの1年ほどは外出もほとんどせず、利用頻度が下がっていたわけですが、劣化するには十分な時間がすぎていると思って諦めました。

というわけで買い替えを検討したのですが、Anker はとにかく製品ラインナップが多すぎます。それが良さなのかもしれませんが、あまりにも似たような製品が多くていつも混乱します。
容量は徐々に大型化しているので、この際 MacBook も充電できる大型バッテリーにしてみようかとか、いやむしろ薄型にして複数個買い、非常用に特化させて頻繁に入れ替えたほうが良いだろうかとか、悩みました。
そしてもちろん、MagSafe 対応バッテリーのほうが良いかもしれないとも思い、最新モデルの性能も確認して検討しました。

でも、気づいたのです。もう、そんなに外に出歩かないことに。

数年前、あたりまえのように一日外に出ていたわけですが、いまでは毎日基本的には外出をしません。出たとしても、短距離短時間です。MacBook のバッテリーが出先で切れたということもなくなりました。電源アダプターも置きっぱなしです。別に M1 Mac に変えていないのにこの現状というのは、そもそも何時間も外で仕事をすることがなくなったということを意味します。

また、日本であればまちなかにかなりの数のレンタルバッテリーがあります。残量が不安になったときは、最近では当たり前のようにそれらを使うようになっています。最近モバイルバッテリーの利用頻度が下がっていたのは、間違いなくそれが原因でもあります。
出歩かないからモバイルバッテリーを持って出ることも忘れる、たまに外出したときはレンタルを使う、という流れが続き、ついには重たいバッテリーがいらない世界にやってきたようです。

今後、モバイルバッテリーの有用性があるとするならば、宅内での自由な充電のシーンだけでしょう。寝っ転がって充電をする、というような使い方です。
でもそれはあまり良くないと思っています。便利ですが、iPhone に依存した偏った情報摂取しかできなくなる弊害があります。Kindle で読書したり、iPad で読書したり雑誌やニュースを読んでいる方が、あるいは Apple TV でドキュメンタリーや YouTube のコンテンツを消費している方が、バランスの取れた情報摂取が可能になります。

そんなわけで、モバイルバッテリーは一旦捨てて、余剰バッテリーゼロの生活に戻りたいと思います。バッテリー容量か充電速度のイノベーションで手にすると思っていた生活は、まさかの、ライフスタイルの変化によって実現されました。

ちなみにモバイルバッテリーの捨て方は面倒くさいのですが、Anker であれば回収パックを送ってくれるので、破棄は比較的簡単にできて助かります。ここまでサポートしてくれる企業は信頼が持てます。

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