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雑記

OKR で目標を達成する

OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法
クリスティーナ・ウォドキー 著

なんでもシリコンバレーってつけるのはどうかと思いますが、これは仕方ない。なぜなら、Google をはじめとした急成長した多くのシリコンバレースタートアップ・大企業で実際に使われている方法だからです。僕も、Google の人から教えてもらったのがきっかけでした。

まずは OKR とは何かについて、Amazon から引用です。

“OKRとは?OKRは、Objectives and Key Resultsの略。目標の「O」(Objectives)と主な結果の「KR」(Key Results)を設定する最も注目されているフレームワーク。
大きな目標「O」と具体的な数値目標「KR」を組合せることで、目先の数字に振り回されず、やる気が出て、生産性が断然上がります。”

つまり、プロジェクト管理の手法についてまとめられた書籍です。従来の管理手法と異なり、まずチーム全体(あるいは個人)が、ワクワクする目標設定(O)をするところから始まり、それを細分化して実現の進捗を計測する測定可能な数値目標(KR)に落とし込みます。それを四半期単位で計測し、全体として確実に前進しているのか、停滞しているのかをはっきりと全体認識する手法です。この場合、なんとなくできたような、とか、よく頑張っているとか、あるいはあんまり機能してないね、という曖昧な評価は無くなります。

本書でも繰り返されていますが、これはフォーカスをするためのフレームワークです。限られたリソースを活用するために、本当に重要な限られた事にチームを(そして個人を)導く事に注力されています。

ORK は組織全体で連鎖しており、大規模な会社のミッションから、それを実現するためのチーム単位のミッション、個人のミッションまでが明確につながってイメージできるように設計できるよう提案されています。

OKR が革新的で、これまでと異なると個人的に思う点が3つあります。

  1. O を数値目標にしない事
  2. ズバッと切り捨てて一個の O に集中する事
  3. 目標はちょっと難しくでできるかわからないレベルにする事

1 について。目標は計測可能にというのが鉄則ですが、O についてはそうではないのです。ミッションを意識して、行動方針を明確にし、到達点を意識するためにあります。ワクワク今日も前進できるように、O を設定するという考え方です。

2 について。3つとか4つではなく、ただひとつ。それだけを意識して四半期を駆け抜ける。その大胆さはスピード重視の世界において必要性を増しています。

3 が一番のポイント。目標は、達成できるかどうか、50パーセント自信を持てるレベルにします。絶対に到達する目標ではなく、到達できればすごい!という基準を設け、試行錯誤するのです。このマネジメント手法は、対話が伴わないと機能しません。そのため、常に対話を生む運用手法について本書でも解説されています。

高い目標に向かって全体を鼓舞する手法に見えますが、一方で TGIF(Thank God It’s Friday)にてビールを飲みながらレビューに相当する場を設けるなど、シリコンバレーのスタートアップらしいやり方が取り入れられています。

これは組織だけではなく、個人でも使える手法です。そういう意味で、経営者やマネージャー層以外にも、一読の価値ありだと言えます。

Google では、大企業になった故に会社が複雑化しており、変則的な運用になっているそうです。その辺りも含め、動画で解説されているこちらも合わせておススメです。伝説的な投資家、John Doerr が OKR をインテルからシリコンバレーのスタートアップに広めたスライド資料が取り上げられており、興味深いです。

OKR

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