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雑記

Kindle を紛失したら Amazon から連絡が来た話

4年半前の事です。Kindle を紛失したのですが、無事に戻ってきました。予想外の展開でした。

2016年のことです。当時まだ頑張って地道な宣伝活動をしていた某ビットコイン取引所の方々からの相談を受けて、イベント運営の間接的なお手伝いをしたことがありました。人の紹介とか、そんな程度のことです。
大した貢献をしたわけではなかったのですが、大変律儀で丁寧な会社でしたので、イベント終了後の打ち上げに招待していただきました。社内メンバーだけの会合でしたので、密度の濃い飲み会になり、深夜までビットコインのことで盛り上がりながら次々とお酒を開けたあたりまでは記憶にあります。そう、この時盛り上がり過ぎたのが不幸の始まりでした。

普段、ワイワイと楽しくみんなでお酒を飲むということをあまりしない性格なので、ついつい飲みすぎてしまったのです。後日聞いたのですが、メンバーは全滅だったようです。

意識を失いかけつつも、ゲストだった僕をなんとか無事に帰さないといけないと思ったのか、最後にタクシーに投げ込まれたことはなんとなくわかります。
帰巣本能が実在することを初めて体験したのですが、そんな状態でもタクシー運転手に住所を伝えて自宅近くまで帰ることができました。ただ、どうにも細かな道の指定ができません。仕方なくタクシーを降りて、そこからは徒歩で帰ることを選びました。ですが当然まともに歩けず、そのまま座り込んでしまいました。

ようやく本題に入りますが、たぶんこのときに、後ろのポケットに差し込んでいた Kindle Voyage を道路に落としたようです。そんなことに気づくわけもなく、そのまま翌日はダウンしていました。
正気に戻ったときには、Kindle が無いわけです。バッグは持たずにポケットに Kindle と iPhone を入れて移動していたので、完全にどこかで無くしたと後悔したのですが、どうすることもできず諦めていました。3G モデルだったのですが、GPS はありませんし、WiFi を使った位置情報からの追跡はできません。遠隔からロックだけはしておこうと思い、操作を無効化して文鎮にだけしておきました。これで、不正操作や転売などの二次被害だけは防ごうと思ったのです。

ところが、しばらくすると Amazon のカスタマーサポートから、1通のメールが届いたのです。そのメールがこちらです。

Amazon からのメール

衝撃でした。なんと、落とした Kindle を親切な誰かが拾って警察に届けてくれたのです。さらにそこから、警察が Kindle のシリアルナンバーを調べて、Amazon に報告してくれたのです。警察と Amazon の間に何らかの取り決めがあったのか、たまたま最寄りの警察署の人が詳しかったのか、Amazon に連絡をしてくれたおかげで、メールで持ち主にまで連絡が来たのです。

Kindle が戻ってくる事実よりも、この仕組みと、それを実現した親切な人達に感動をしました。仮に仕組みが完璧であっても、拾ってから届けられるまでに関わる人達が親切で協力的でなければ、こんなことは絶対に起こりません。仕組みも大変よくできています。

日本は、なんと治安の良い、親切な人の多い国なんだろうと感動しました。この時期は特にいろんな国に飛び回っていたので、その体験とも比べて日本の素晴らしさを思い知りました。Amazon がいくらうまく仕組み化していても、ここまで完璧に機能させられる国はそう多くありません。

動けなくなるほど飲んだのは、後にも先にもあの1回だけです。思えば貴重な経験をさせてもらいました。同時に、大いに反省をしましたので、以後気をつけています。

「Kindle を紛失したら Amazon から連絡が来た話」への1件の返信

[…] Amazon Kindle を日本で紛失したら戻ってきて驚いたという過去の体験を記しましたが、似たようなことがアメリカでも起こりました。日本で起きたことはシステムによる救済という側面がありましたが、アメリカの方はもっと人間の力に依存した救済でした。そういった意味では、アメリカで起きた事件の方がミラクルというか、人間力が試されるものであったと思い返します。 […]

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