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雑記

かつてゲームで世界を支配した地に生まれ考えること

金融と、通貨の歴史と、経済学関係の本ばかり読んでいると、心がすり減りました。得られることは客観的に見れば面白いことばかりではありますが、同時に無力さも痛感するためです。

そんなわけで、疲れた心を癒すために、隠し持っていた本を開いたら最高に面白く、元気になりました。アニメ版ハイスコアガールに感動した時に買って、いつか自分がゲームオーバーしそうになったら読もうと思っていた本です。それがこちら。

ページを開くたびに、蘇る感動。もう止まりませんでした。

ゲームの世界には、リスペクトしかありません。僕はやっぱり、アニメと並び、ゲームが人格形成のベースなんだなと思い知りました。こんなにテンションが上がり、心が満たされる思い出って、他にはありません。

思えば中学生の頃から、ゲームクリエイターに憧れていました。その憧れの対象は、初めてシアトルに行った頃から徐々にインターネットというものを経て、テクノロジー全般へと移っていったわけですが、同郷の日本発となる憧れの対象は、いまだにアニメとゲームの世界にしか存在しません。

歴史変えるほどのすごいものを生み出したクリエイターたちが、この広い世界の中で物理的に近い距離にいたということに、まず感動を覚えるし、同じ時代感覚を自分も知っていることを嬉しく思います。あの時確かに、世界中を巻き込んだムーブメントがあったし、毎日が感動の連続でした

ゲームクリエイターへの憧れはやっぱりいまだに変わりません。宮本茂に横井軍平、岩田聡。鈴木裕、シブサワコウ、堀井雄二、坂口博信、小島秀夫、西谷亮、桜井政博、そして飯野賢治。敬称略失礼ですが、特に自分が好きだったゲーム達を作った人のことは、雑誌で読んだりしたので、記憶に残っています。他にもたくさんいますし、書ききれません。ハドソンや SNK の破天荒なエピソードも大好きです。なんであんなに、かっこいいのでしょうか。受けた影響は計り知れません。

今だから言えることですが、20歳ぐらいの時初めて正式に法人登記をする話が出た時、社名は WARP にしようと考えていました。結果的に、当時のメンバーと話し合った末、オリジナリティーを優先して直前に変更したのでした。懐かしい。
ちなみに数年前、そろそろいいかなとおもって、実は海外にある関連法人の社名を WARP にしました。何の略かは今のところ秘密にしていますが、いつかそれを公にしたいと思っています。
そういえば最初に立ち上げた会社の本社は、カプコンのすぐ近くでした。今、日本にある法人の登記場所は、SEGA の本社内です。

数年前、本の中にも天才として登場するあるクリエイターと直接お会いする機会がありました。中学生時代から尊敬していた憧れの人であり、その人のゲームはコントローラーが壊れるほどプレイしました。レジェンドすぎて緊張しましたが、開発中の新作をプレイさせてもらったり、スタジオを見学させてもらったことは、人生の宝です。彼に憧れつつも、違う道で専門性を得た僕の取り組みを聞いた上で、評価をしていただけた時には舞い上がる気持ちでした。

この本で語られている日本のゲームの市場縮小と、アメリカのゲームの市場拡大の背景は、そっくりそのまま「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」の事例として説明できそうです。半導体や PC で起こったのと同じ事が繰り返されているわけで、これは仮想通貨にも今まさに起こっていることです。
特定の国に拘って優劣や勝敗を考えるつもりはありませんが、テクノロジー主体で市場拡大の展開を俯瞰してみれば、このパターンは今後の糧になります。

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