カテゴリー
雑記

早い・安い・うまいに対抗する方法はあるのか

牛丼をべながらふと思いました。果たして、早い・安い・うまいの三拍子が揃った場合に、それに対抗することは可能なのかと。無理じゃないでしょうか。

仮に言われる通りに全てが完璧だったとして、そのお店は何を犠牲にして三拍子を揃えたのでしょうか。この三拍子を揃えることで失うもの、三拍子とは同時に成り立たないものが、対極になるはずです。

早くて安くてうまいの場合、両立できないのはおそらく以下の特徴でしょう。

まず、健康ですね。暗黙のうちに、決して健康にはよく無いという前提が成り立っています。牛丼チェーンに限らず、ファストフードが軒並み健康志向なメニューを志すのは当然です。この特徴、おそらく三拍子の最大の敵が解決されれば、事実上無敵になり得るからです。

次に、丁寧もカウントできます。早く安く提供しようと思えば、丁寧な接客や、顧客との関係性構築は完全に省き、機械的で属人性を排したシステムが求められます。マニュアル化の負の側面、マニュアル化で絶対に太刀打ちできない部分でもあります。丁寧に作業をするという点はなんとかできるかもしれませんが、おもてなしのレベルまでは到達できません。ここは今後、ロボティクスや AI の発展で実現できる可能性がありますが、現時点ではファストフードに期待できません。

高級(希少性)も当然、成り立たないことです。これが成り立てば、安いは成り立ちません。絶対に、希少性のある食事は提供できないのです。だから、本来は鰻などは提供できないはずです。それを提供してしまうところに、戦略的な意地が伺えます。

そしてここにサステナブルを追加するかどうかということを考えたあたりで、何を考えているんだと自分でも笑えてきました。サステナブルが顧客のニーズになり得るのか今はまだ疑問というのもありますし、ファストフードに来る顧客層がそれを望んで(引き換えに高い対価を支払って)くれるのかは現時点では微妙です。

無理矢理に結論を付けるならば、早い・安い・うまいへの最大の攻撃はうまいの部分の差別化だと思います。うまいについては人それぞれの判断になるので、万人に訴求することはできません。そこを唯一の突破口にして、早いや安いを犠牲にし、代わりに別の特徴を加えることで顧客を奪うことができるわけです。

飲食業界も大変ですね。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください