時間は無限にあるわけではありません。また、何でもかんでも思いつくことをやってよいほど人生は長くはありません。
楽しいかどうかだけを考えていたら、時間はすぐに過ぎ去ります。特に僕は、人と話す事が好きな方です。ひとりで毎日考え事ばかりしている性質があるので、その結果をアウトプットする場として人と話すことが好きでした。そういう意味で、ミーティングや人との交流にはポジティブな印象があり、比較的オープンな方針で対応していた時期が長くありました。
ところが、それでは物事が前に進まないのでした。楽しく会話して終わる、ということを延々と繰り返すことは、生産的ではありませんでした。結果としてアウトプットされる成果物が無い限りは、生産性はゼロというわけです。短期的な快楽のために会話することは、早急にやめねばなりませんでした。
そのような理由もあり、2018年頃から人と会うことを極端に減らし始めました。最初は難しかったのですが、徐々に減らすことに成功し、結果としてコロナ禍で新しいスタイルができました。基本的には人とは会わず、話さず、対面もオンラインも含めミーティングは最低限にする方針に落ち着いています。会話は、Slack でのチャットか、メールに絞ります。
一方で、アウトプットの機会がゼロになることは大問題です。思考した結果、調査した結果を検証する上でも、有益な使い方をする意味でも、アウトプットをいかに維持するかが課題となりました。最近、SNS やブログを始め、発信が増加したのはその模索の結果でもあります。
時間を最適化するにあたって、チーム内で共有している僕自身のスケジュール管理のポリシーは次のようになっています。
- 稼働可能時間は 11h / day とする
- うち 7h / day は集中した作業にあてるため閉じこもる
- 実務作業に使える時間は毎週20時間程度の前提とする
- 平日15時から19時までを充てる
- ただし月曜日と金曜日は計画の更新やタスクの整理のために予約済みとする
- 対外的なミーティングには木曜日を充てる
- 予定が合わない場合は火曜日を第2候補とする
- 予定は30分単位で設定する
- 終了時間を指定して厳守する
- 対面が必須の場合はいかに移動時間を減らせるかを意識する
- まず対面面談は断る前提とする
- 基本はリモート会議とする
- 対面必須の場合は一箇所・連続した時間帯の調整を目指す
- まず対面面談は断る前提とする
- 役割分担を前提とする
- 実務作業は各事業会社の担当者にお任せする
- 会食はしない
- (以前は月1回の上限だったところを思い切って排除)