ビットコイン価格が上がりましたとか下がりましたとかニュースにはなりますが、それは実に表面的なことであって、本来参考にするべき、参照するべき情報というのは他にもあります。複合的に判断し、今が良い状況なのか悪い状況なのかを初めて判断することができます。
日常的に仮想通貨を資産として組み入れ運用している投資家やトレーダーでもない限り、そんな情報は参照する必要もないことかもしれません。しかしながら、大極を見据えて方向性を把握しておきたい技術者や企業経営者にとっても、資源投下の方向性判断の材料として有益な情報になります。
というわけで、どんな数字を抑えておけば、現状を把握したことになるのかを考えてみました。現時点での個人的な見解ですので、時代によって、人によって、大きく重要な指標は異なるという前提を先に注意事項としてお伝えいたします。
仮想通貨に関する情報
- CoinCap を参照する
- BTC/ETH/USDT
- 価格
- 時価総額
- 取引量
- 24時間の価格変化
- BTC/ETH/USDT
Bitcoin に関する情報
- Blockhain.com を参照する
- ハッシュレート
- Difficulty(採掘難易度)
- Mempool サイズ
- トランザクション数
- アドレス数
Ethereum に関する情報
- Etherscan
- ハッシュレート
- Difficulty(採掘難易度)
- Mempool サイズ
- トランザクション数
- アドレス数
DeFi に関する情報
- DeFi Pulse を参照する
- TVL
どれだけの資産価値が流入しているのかを把握するために必要。ドルでいくらが今 DeFi 市場にあるのか、という視点で見ることが基本。
- DeFi Pulse Index
数字自体には意味はないので、継続的に見ていなければ状況の良し悪しは判断できないので注意する必要がある。
- TVL
株式市場の情報
- Google Finance を参照する
- Apple/Tesla/Toyota
どこの会社でも良いので、いわゆる大企業であり、自身の業界において世相を反映していると考えられる企業の情報を参照する。常識的感覚を持って比較をするために必要。- 時価総額
- 取引量
- Apple/Tesla/Toyota
NFT 取引市場の情報
- OpenSea を参照する
- CyptoPunks/その他旬なものを1〜2点
- 取引量(ETH 建)
- 24時間の取引量変化
- 発行済み資産(作品)数
- 所有者数
- CyptoPunks/その他旬なものを1〜2点
その他
STO 関係とか、他の主要仮想通貨とか、主要ブロックチェーンの稼働状況なども関心が高まる領域です。あるいは、DeFi の中で個別の製品に関して深掘りしたり、Binance の中での取引の傾向なども参考になります。