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雑記

何度でも捨ててやり直せば良い

続けることが大事と言います。そのとおりだと思います。効率よく、という前提は外せませんが、目先の目標に対して真摯に向き合い、信頼を積み重ねることが大切だと思います。自戒を込めて、本当に文字通りそうだと思います。
しかしながら、それは全く同じことをやり続ければ良いということではありません。間違ったことを続けていても、永遠に間違ったままたです。ロケットが射出された確度がほんの少し間違っているだけで、時間が経てば、距離が伸びれば、行き先を見失うのです。

大切なのは、目標に向かって前進を続けつつも、その突き進む過程で軌道修正をしていく事です。それは何も後ろめたいことではありません。初めから最後まで、直線的に進むわけがありませんし、軌道修正が不要なわけがないのです。もし最後まで直進できたとしたら、それは目標が近すぎたか、とんでもなく間違った目標を設定したかのどちらかです。

飛び出した後、最短距離を進んでいるつもりが全く違う角度を取ってしまっていた場合、当然結果的にはむしろ目標からは遠ざかります。最短距離の直進にこだわった場合、また一からのやり直しになります。恐れずためらわず、常に軌道修正をし続ける決意と覚悟が必要だと思います。

人生は短いです。また、人にもお金にも物にも、流動性は大切です。故に、ただただ配られたカードで満足してその中でゲームを続ける必要はありません。違和感を感じたら、あるいは間違っているなと感じたら、すぐにカードを切って、新しいカードを引くべきです。こだわっても仕方がありません。そのまますすめるか、軌道修正するか、そのどちらが正しい結果につながるかなんて、やってみなければわかりません。
もちろん、カードを切ることに時間や労力を費やしすぎることは本末転倒ですし、運の無さを嘆いても仕方がないのも事実です。しかし、何も自分が最初に手にしたものを最後まで信じる必要は無いのです。

これは、人間関係や組織の構成についてもそうだと思います。積極的に切り替え、軌道修正をしてやり直すことに躊躇する必要性はありません。何が正解かなんてわからないのだから、何度でも微調整すべきです。人によってはその行為に疲弊する場合もあるでしょう。であれば無理に取捨選択をする必要は無いのですが、より確かな軌道を最短距離で進むことが必要なのであれば、ためらいは無用です。
仮に間違った方向に軌道を調整してしまったとしても、後でそれが判明した時点で、自分が間違った判断をしたということがわかるわけです。違う方向がわかったのだから、大いなる前進です。違うということを納得するために、必要な経験だったのです。

周囲を見渡せば、バンドでもスポーツチームでも、血も涙もない軌道修正の事例は山のようにあります。人生に、あるいはビジネスに当てはめれば、キャリアも事業も、人間関係も職場も雇用も、大いに軌道修正をするべきなのです。変えずに突き進んで後悔するよりも、たとえ失敗をしてもその経験を得るために変化を決断する方が得られるものは大きいのです。そして社会の流動性は、十分に軌道修正の結果を受け入れてくれます。

とは言え、何か現状に問題があったり、特に人間関係上のインシデントが発生している場合には、大抵の場合は主観的に問題を捉え認識してい当の本人に問題があることが世の常です。己の過ちや問題に目を向けて、その上で大局を見据えた軌道修正が求められます。

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