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雑記

効率的な学習方法について

学習は生涯欠かせないものであり、生きていく上での最大の楽しみでもあります。その刺激があるからこそ、人生が彩られるわけです。

学習の結果、見える景色が広がり、解像度が上がっていく感覚は格別です。ならば、学習のプロセス自体も辛いものではなく、楽しく少しでも効率よくあった方が良いと欲をかいてしまいます。そんな効率的な学習についてのメモです。

この分野に関してのおすすめの本というのはたくさんありますが、振り返る限り一番最後に読んだのはこの本でした。

Learn Better

それによると、人の短期記憶の容量は小さいために、一度に大量に学習することは非効率とのことです。効率的に知識を蓄積するには、分量を配分し、一定のペースで継続的に注ぎ込むことが重要です。そしてその際に、長期記憶との結びつきを活用していくことが効率の向上に貢献します。

あらゆる知識はそれ単体では役割が限定的であり、いわば基礎的な要素にすぎません。レゴのブロックのようなものです。それが束になり、連なって、はじめて専門知識となり物事の理解を助けます。その一連の構造物をいかに長期記憶に入れるかが、知識を記憶する上での挑戦というわけです。

メタ認知も、効率化のためには意識することが望ましいです。
要するに、学習していることを客観的に認識するのです。今なにを何を理解しようとしているのか、何を理解しているのか、自分は何を学習するのか、それを認識することで記憶への定着効率が上がります。

また、多様性は理解を深める手助けをすることもわかっています。多面的な視点で物事を見れば、異なった疑問が生まれ、学習が強化されます。異なった前提を持つ人がそこにいればそれだけで、その異なった思考を理解するために、自ずと問いかけが起こるのです。「なぜこの人はこう考えるのか」「あの人ならどう考えるだろうか」という風に。それがより学習を深め、問題解決において幅広い発想をもたらすわけです。

Hight Output Management に、欲求の段階の話が出てきました。マズローの欲求の5段階です。こちらは人を育成するマネジメントの観点からです。

Hight Output Management

それによると、自己実現の段階に至れば、そこからは上限がありません。実現の欲求を止める制限が無いのです。そこに導かれれば、あとは自律的に欲求を叶えるために行動が継続されるということです。
学習についても同様です。成果ではなく、成長すること自体を目標にする事ができた場合、目の前の学習に集中できるようになります。
つまりは、習慣の作り方で参照した、アイデンティティーの定義が重要という話と共通しています。

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

今や人間の外部記憶としての発展を遂げているインターネットや、そこに接続されたデバイスですが、それをさらに前進させる技術がブロックチェーンでもあります。この数年の発展によって、技術は情報を保護し、情報に価値を持たせ、可視化し、ついには流動性をもたせる段階にきました。

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