
AR に必要なのは、リアル空間へと引き出す情報。誰かが残したタグであったり、写真や動画を「現在地」に取り出すことができる。
AR については messa.tv での解説をどうぞ。
どんな情報をどんな基準で選別し、取り出すかはまだまだ試行錯誤の最中。というよりも、まだ十分なコンテンツがそろっていない。しかしこれから先の未来においては、有益な情報を取り出すことができるようになるだそう。その可能性を具体的に見せてくれるのが、StreetMuseum という iPhone アプリ。
これはミュージアムらしく、過去の街の様子を見せてくれるのだとか。まだ遊びでしかないが、これこそが AR の可能性だと思う。
時間軸を遙かに飛び越え、「現在地」を機転として過去の情報を呼び出す。あの日、あの時、あの瞬間、あの人はこの場所で何を見て、何を感じ、何を思ったのだろうか。その情報にアクセスできる未来が来るとしたら、それこそ Augmented Reality – 拡張現実 – という名に相応しい。
これから先が楽しみでたまらない分野だと思う。