
まずは購買力平価説を Wikipedia 日本語版から 引用。
購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ, Purchasing Power Parity Theory ,PPP)とは、外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つで、為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定される、という説である。1921年にスウェーデンの経済学者グスタフ・カッセルが外国為替の購買力平価説として発表した。
要するに、世界のどこかの国で買うことができる商品が、アメリカではいくら払えば買えるの?を指標化したもの。アメリカで、と言っているので基準は US $。
求め方は次の通り。
購買力平価=(1海外通貨単位(基軸通貨であるUSドルが使われることが多い)あたりの円貨額(やその他の海外通貨)で表示した)均衡為替相場=日本での価格(円)÷海外(米国)での価格(現地通貨)
マクドの商品で物価の基準を出したりしているあれも、購買力平価の1つだそうだ。
ビッグマック指数
購買力平価の一つ。マクドナルドが販売しているビッグマックの価格で各国の購買力を比較し、算出した購買力平価のこと。イギリスの経済誌エコノミスト(The Economist)が発表したものが起源となっている。
ビッグマックによる購買力平価=日本でのビッグマックの価格(円)÷海外でのビッグマックの価格(現地通貨)
こんどは Purchasing power parity を Wikpedia 英語版から引用。2003年なので状況はだいぶ変わっていると思いますが、このエントリーの最初で引用している図は世界の指数を色分けしたものです。US $ 基準なのでアメリカが 100 としてあります。
Purchasing Power Parity (PPP) of Gross Domestic Product for the countries of the world as of 2003. The economy of the United States is used as a reference, so that country is set at 100. Bermuda has the highest index value, 154, thus goods sold in Bermuda are 54% more expensive than in the United States.
要点はここ。
Bermuda has the highest index value, 154, thus goods sold in Bermuda are 54% more expensive than in the United States.
だそうです。