さらなる下落!どうなるビットコイン価格!?
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Coinbase が、仮想通貨のブロックチェーン情報を配信している Blockr.io を買収しました。
Today, we’re excited to announce that Coinbase has acquired Blockr.io. As part of the acquisition, we’re able to welcome two of its exceptionally talented employees to the Coinbase team: software engineer Sašo Matejina and designer Samo Drole. The pair recently moved from Slovenia to join our staff of 40 full-time employees here in San Francisco. Saso and Samo will be focused on continuing to make the Coinbase API the premier tool for developers who want to build on top of bitcoin. They’ll also work on building out Coinbase’s own bitcoin node.
買収の目的は、Blockr.io を開発した2名の開発者をチームに取り込む事のようです。いわゆる Acqu-hiring です。今後、Blockr.io のチームは、今後 Coinbase の API 強化に注力することになります。Blockr.io はこれまで通り運用されることも伝えられています。
CrunchBase によると Coinbase の調達金額は $31.7M となっています。
Xapo や BitPay もそれ以上の調達を実施しています。買収によってサービスを強化していくビットコイン関連企業は、今後も増えていくことが予想されます。
eBay の新たな動き!ビットコイン採用に向けて
以前よりビットコインに興味をしめしていた eBay が、具体的な一歩を踏み出す可能性が出てきました。
EBay Inc. has been quietly working to integrate acceptance of the virtual currency into its Braintree payments subsidiary, part of its PayPal unit, according to people familiar with the matter.
eBay や子会社の PayPal という大きなレベルではなく、PayPal の子会社である Braintree がビットコインの受付を検討しているようです。
計画の実現へ向けて、Coinbase を始めとするビットコイン決済のプレイヤーと接触しているという情報が出ています。
Braintree は、AirBnB や Uber といった勢いのある企業に対して決済機能を提供しています。ビットコイン決済対応が実現すれば、そういった企業が提供しているサービスもビットコイン決済に対応することになります。
実現すれば、楽天と同じく、本体ではなく子会社からスタートということになります。こういう事例が積み重なれば、普及速度は今後加速度的に増していくことが予想できます。楽しみになってきました。
BitPay が、決済手数料が無料になるプランを発表して注目を集めています。
BitPay is proud to announce a new free plan which offers basic payment processing free-of-charge, forever.
この発表により、小売店側がビットコイン決済を導入するためのプランは、2つに絞り込まれました。基本的には、手数料無料で導入できるようになります。
Today’s Internet payment system is built around credit cards, which were created in the 1950s — before the Internet existed.
インターネットが成立するより昔に完成されたクレジットカードのビジネスモデルを破壊すべく、BitPay は野心的なプランで攻めています。
さて、Coinbase をはじめとした競合他社は、どのように動くでしょうか。
Square 等のクレジットカード決済系ビジネスと競合になる日も近いです。
Coinbase がビットコイン預け入れ用の新サービスを追加というニュースを7月初旬にお伝えしましたが、続報です。ついに公開となりました。
これまで Coming Soon だった部分がアカウント作成ボタンに変わっています。
Xapo の強みでもある保管用アカウントという位置づけの製品ですが、Coinbase の新機能にはアカウントの共有機能がついています。
これは、BitPay が発表したオープンソースのウォレットと似た機能です。
ますます競争が激化する、ウォレットサービスです。どれも単純なウォレットではなく、決済や保管などそれぞれの強みを活かした特徴を有しています。ビットコインの普及に追い風が吹いています。
Via Coinbase Vault is now live : Bitcoin
Google Finance に続き、いよいよ Google の本体がビットコイン価格の表示に対応しました。
通常の通貨レートを表示する場合と同じように、“1btc jpy” というようなキーワードで検索すると計算結果が表示されます。
他の通貨ではよく使う機能でしたが、ビットコインも対応したということはまず利便性の面で良いニュースです。
加えて、Google の検索にこの機能が付いたということは、ビットコイン価格を取得する事の敷居が下がったという点でも非常に良いニュースです。Google の検索を使う様々な製品から、ビットコイン価格を参照できるようになります。
例えば、Google Now で今日のビットコイン価格を取得することもできます。Google Glass と組み合わせれば、ビットコイン価格を音声検索経由で取得することも可能になります。
ちなみに Siri でもビットコイン価格が表示できると話題になっていますが、Siri は WolframAlpha を使って表示しているようです。
先ほど僕も英語版の Siri でやってみましたが、ドルへの変換はうまくいきました。円への変換はうまくいきませんでした。
Google のビットコイン価格変換処理には、Coinbase が情報提供をしているとの記事が出ています。
Google partnered with Coinbase to support BTC conversions, according to bitcoin news site Coindesk.
上記 TechCrunch の記事からリンクされている CoinDesk の記事はこちらです。
ビットコイン全体が勢いづいています。他のニュースに埋もれてしまって目立ちませんが、ビットコイン決済・ウォレットサービスの Coinbase が着実な進化を遂げました。
Coinbase は、通常のウォレットに加えて、保管・預け入れ用のアカウントを開設できるようになると発表しています。
セキュリティー重視のビットコイン保管先としては、Xapo があります。決済プロバイダーになる Coinbase にビットコインを安全に保管できるようになるのであれば、需要も多いと予想されます。
ビットコイン関係はどの分野にも競合が出てきて、良い競争が起こっています。日本国内の市場の成長も期待したいです。
Via Coinbase introduces Vault | Hacker News
ビットコイン決済サービスの BitPay が $30M の調達を行っているようです。約30億円相当ですね。バリュエーションは $160M とのことです。
興味深い箇所を TechCrunch の記事から引用します。
The company is raising $30 million on a roughly $160 million valuation in a round led by Index Ventures, with Richard Branson and Yahoo co-founder Jerry Yang participating.
金額も大きいですが、注目すべきは投資家です。
- Index Ventures
- ヴァージン・グループ創業者の Richard Branson
- Yahoo! 創業者の Jerry Yang
さらに、シードラウンドでも注目に値する評価を受けています。
The Atlanta-based company has previously raised funding from Founders Fund, along with angel investors including WordPress’ Matt Mullenweg and bitcoin regulars Roger Ver and SecondMarket CEO Barry Silbert.
- Founders Fund
- WordPress 創始者の Matt Mullenweg
- SecondMarket CEO の Barry Silbert
- Steve Jobs の中の人 Ashton Kutcher
などなど。
そして、ライバルも相当な勢いがあります。
With BitPay’s previous funding round, the company’s financing tops the combined $26 million that Boston-based rival Circle has raised from Accel Partners, or the $31 million that San Francisco-based Coinbase raised from Andreessen Horowitz and Union Square Ventures or the $20 million round that Benchmark led for Xapo.
Accel Partners、Andreessen Horowitz、Union Square Ventures、Benchmark。著名な投資家や VC が次々とビットコイン関連スタートアップに投資していることがわかります。小規模なものであれば、500 Startups の投資も話題になりました。
アメリカの投資家、スタートアップの勢いは止まりません。近い将来、イノベーションが起こる気配が濃厚になってきました。
ブルームバーグが、ついにビットコインの価格情報を配信することになりました。プロフェッショナルな投資家のニーズに応えるための対応とのことです。
ブルームバーグ・サイトのブログによると、同社の端末を契約している32万以上のユーザーは、ロサンゼルスに本拠を置くクラケンとコインベースという取引所からビットコイン相場にアクセスできるようになる。
対応市場はちょっと特徴的です。Bitstamp どころか、BTC-e や BTC China にも対応はしていないようです。一方で CoinBase は入っています。アメリカ国内の取引所から対応したようです。
ブルームバーグのブログはさらに「今後の動きにも注目する」よう読者に求めており、一層のビットコイン製品が検討されていることを示唆した。それが価格指数なのか、取引機能なのか、あるいはその他の改良機能なのかは不明だ。
今後の対応についても、興味深いです。今年の7月以降は、ビットコインの取引が再過熱する可能性を感じます。
クラケンとコインベースという2社からビットコイン相場を引き受けるというブルームバーグの決定は、プロの投資家の注目を集めるわけで、2社にとって恩恵になる可能性がある。クラケンは、コインベースやその他の米国に本拠を置くビットコイン企業と同じように、米国の規制当局の支持取り付けに懸命になっている。とりわけクラケンにとって、現在2大ビットコイン取引所であるスロベニアに本拠を置くビットスタンプやブルガリアに本拠を置くBTC-eといった海外勢との競争で有利になる可能性もある。
対応する取引所は非常に有利です。機関投資家のマネーが入る可能性が他よりも上がります。これによって、取引所間の価格差もこれまで以上に開いてくる可能性があります。BTC China のように不安定な情勢に左右されている取引所もあるため、Kraken への流入が多くなるのではないでしょうか。
