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雑記

人に何かを説明するための技術

あるいはなぜ、例え話が必要なのかということについてです。

人は自分の頭に蓄積された知識の範囲でしか考えないし、経験の範囲でしか景色を見ることが出来ません。真に美味しい料理を美味しいと感じるのではなく、食べ慣れた安心感のある味を美味しいと感じるのに似ています。

自身の経験上、この前提を間違えると、人に何かを伝えることが難しくなってしまいます。人に新しい概念を植え付けるのは、ほとんど無理なぐらい難しい事です。
全く新しいものなんて、本人に意思が無ければ、そう頭には入りません。本人に強い動機が無くても学ばなければならない知識は、学校という仕組みの中で、学ぶ体制に身を置き、環境を整備し、雰囲気が圧力をかけて、ようやくスタートラインに立てます。
つまり、短い時間の間に人に何かを説明して伝えるというのは、至難の業なのです。