そのカネとうまく付き合うためには、自分のバランスシートを作って質を見極めよというのが Dan KOGAI の提言。見極めた結果自分が持ってないスキルやモノは、誰かから買えばいい。それがカネにできることであり、カネを有効利用する方法でもあります。さて、自分に足りないモノは何でしょうか?それを明確にすることにより、カネだけでは無くコネ(人付き合い)の使い方が明確になります。
この部分、僕自身が常日頃意識していながら言葉に出来ていなかった部分です。この本で得られた一番の収穫かもしれません。ちなみに、こうやって見てみるとなんだかドライな印象を受けてしまいますが、コネから得られる価値はカネやモノだけだとは言っていません。精神的な安らぎや充実した時間のような、price less な価値も当然存在します。
また、簡単に達成感を得られるものを常に用意しておくアイデアは即採用です。人間にとっての最大の報酬は達成感・満足感であり、それを満たす事によって新たな推進力を得るという考え方。やらなければならないことが山積みなのに手に付かない時、まずは達成感を刺激することから始めてみるというのは実に納得がいく話です。普段自分が実践している Google Docs を使ったマネジメントも、一種の達成感の見える化ですが、そこにさらなる応用として取り入れられないか、考えてみたいところです。
いつもの Blog の流れそのままに赤裸々に内情を語る本書のスタイルは、本というよりも印刷した Blog を読んでいるかのようでした。舞台は逮捕直前から現在にかけて。当事者である本人の視点で語られる事件とその裁判の過程は、メジャーなルートから入るどんな情報とも異っており、あらためてマスメディアから伝わる情報の偏りを感じました。
この感想からも分かるように、こちらの本では「反省」が中心となっています。まさに、「徹底抗戦」の逆を行く考え方です。失敗から学び取り次へ活かすことも重要ですが、ひたすら信じた道を突き進む姿勢への憧れと、その当然の結果として発生する苦悩をこの「徹底抗戦」から感じることができました。Steve Jobs の人生も然り。堀江氏の今後の活躍を僕は応援します。
Steve Jobs にまつわる数々のエピソードを取りあげ、「交渉スタイル」に焦点を絞って解説した本です。Steve本、あるいは Apple本を複数読んだ事がある人であれば、ほとんどがすでにどこかで目にした事のあるエピソードばかりです。Steve苦難の時代がメインとなるので、Pixar や NeXT に関するエピソードも多く含まれています。帯やタイトルから感じるようなノウハウ本では決してありません。テクニックだけを盗んでマネすると大失敗しか残らないようなエピソードばかりです。
さらりと読み終わりましたが、この本から読み取れる Steve の交渉に対するスタンスは以下のようになります。
いつどんな時でも自分の直感が最重要であり、周りの雑音に惑わされずそれのみを信じて突き進む。目の前にある物が自分の信じた物と違うのならば、それは間違った物である。その考えを貫き、組織として目標を実現するには、まさに独裁以外の方法はありえません。それこそが Steve の経営方針、生き方の神髄ではないでしょうか。