世界の大手金融機関がブロックチェーンの活用に向けて大きく前進する中、日本の野村総研も動き出しています。
第一弾として、2015年10月~2016年1月に、国内の株式関連情報の管理機能の強化などを目的に、ビットコインで基盤としているブロックチェーン*1等の技術を活用し、その可能性を検証します。この実証研究の成果を基に、1月以降、継続研究の必要性の判断や実用化に向けた取り組みの検討をしていく予定です。
昨今、金融の世界では「FinTech(金融とテクノロジーの融合)」という概念が注目を集めています。既存のビジネスと先進テクノロジーやベンチャー企業のサービスを融合させて、新たな価値を創出する試みへの関心が国内金融機関においても高まっており、垣根を超えた協業や提携が進んでいます。
CoinDesk にも取り上げられています。
A company spokesperson told CoinDesk:
“We have done work on blockchain technology before this project, but it was internal. This is our first time to collaborate with external companies regarding a proof of concept project on blockchain technology.”
これまでにも独自に検証は行っていたものの、今後は外部のパートナーを巻き込んでいく方針のようです。
昨日からビットコインの価格は急上昇していますが、ブロックチェーンへの注目度は安定して高まっています。