ビットコインがあれば、税金が無い世界に行けるようです。Bloomberg の記事を紹介します。
かつて米国籍を持ち、元受刑者のバー氏(35)は資産家であり、自称リバタリアン(自由至上主義者)。爆発物の販売で服役した経験のある同氏は、ビットコインでパスポートが買えるサイト、パスポーツ・フォー・ビットコインの創設者だ。
(中略)
買えるのは、米マイアミから飛行機で約3時間の距離にあるミニ国家のセントクリストファー・ネビスの市民権だ。2島から成る同国は1984年から「投資による市民権付与制度」を実施している。同国の不動産に40万ドル(約4080万円)を投資すればパスポートがもらえる。個人所得やキャピタルゲインへの税金はかからず、このパスポートで120カ国にビザ(査証)なしで渡航できる。
バー氏のウェブサイトは、この楽園の市民権をビットコインで買う方法を英語とロシア語、中国語で説明している。
要するに、投資による市民権付与精度を利用して、税金が不要な国に乗り換えるという仕組みです。その際に必要となる送金において、ビットコインを使えばあらゆるハードルが下がるということのようです。
同国の公式ウェブサイトによると、国民になるのに居住していることや入国することは必要ない。身元調査を受け、40万ドルの不動産投資(5年経過後に転売可能)か、返金不可の25万ドルの寄付をするだけでよい。ウェブサイトでは太字で、このことが分かりやすく「本人が直接訪れる必要はありません」と説明されている。
記事にも書かれていますが、中国など、外国への大量送金が難しい国においては、ビットコインが問題を解決するとのことです。そういったビットコインの特徴を活かせば、このスキームに限らず応用の範囲が広がると思います。
長期的に見たらどうなるのか全く見えませんが、そこに突っ込める人たちはまさにチャレンジャーだと思います。というわけで、興味を持ちそうな、チャレンジャーな知り合いに、このニュースを伝導しようと思います。
詳細はこちらからどうぞ。